札幌市清田区の老人ホームの特徴と動向
清田区は札幌市の南東部に、縦に延びるような形で広がっています。河川や山々が広がり、自然の豊かさが魅力です。
大曲川や白旗山があり、大自然の景色を楽しめます。自然の豊かさがヒートアイランド現象を防ぎ、夏の暑さや大雪をしのげることから、暮らしやすさを高めています。
都市計画も進められ、住宅地や公園、商業施設も増えている点がセールスポイントです。しかし、清田区は鉄道が開通していません。
そのため、道路環境やバス・タクシーの保全に注力してきました。北海道中央バスや北都交通が路線を管理し、人口は少しずつ増えてきています。
都市計画や交通整備が功を奏し、少子高齢化は急激に進んでいません。2010年時点で、高齢化率19.4%、少子化率も13.8%という結果になっています。
そんな清田区ですが、老人ホームは施設の種類や場所によってばらつきがあるようです。サービス付き高齢者向け住宅やグループホームは増えてきていますが、ほかの種類の施設は不足しています。
そんななかでも、新しい施設が増えているのは事実です。老人ホームや高齢者向け住宅の入居について考えている方は、あまり枠にとらわれずいろんな施設を検討するとよいでしょう。
札幌市清田区の老人ホームの費用相場(施設種別)
老人ホームにはさまざまな種類があり、それぞれの特徴と費用を紹介します。
介護付き有料老人ホームは、介護や生活支援など、入居者に合わせてさまざまなサービスを提供します。支援だけでなく、看護やリハビリのサポートもあります。
費用の平均値は、入居一時金が40.3万円、月額利用料が17.6万円です。中央値は入居一時金が15万円、月額利用料が17.5万円となっています。
住宅型有料老人ホームは、介護が必要な方からそうでない方まで、幅広く入居可能です。イベントなども充実しており、まわりの入居者の方とかかわりが持てます。
費用の平均値は入居一時金が4.5万円、月額利用料が10.8万円です。中央値は入居一時金が3.6万円、月額利用料が10.2万円となっています。
サービス付き高齢者向け住宅は介護施設ではなく、住宅として扱われます。外出ができる場合が多く、老後も楽しみながら暮らしたい方に向いています。
費用の平均値は、入居一時金が10.8万円、月額利用料が16.6万円です。中央値は入居一時金が7.2万円、月額利用料が13.8万円となっています。
グループホームは、認知症の方が少人数でユニットを組み、職員がサポートしながら暮らす施設です。入居者に合わせて役割を担うのが大きな特徴となっています。
費用の平均値は、入居一時金が11.5万円、月額利用料が12.3万円です。中央値は入居一時金が9万円、月額利用料が11.5万円となっています。
高齢者住宅は高齢者専用で、多くの場合は賃貸借契約を締結する住宅が対象です。費用の平均値と中央値はともに、入居一時金が0円、月額利用料が13万円となっています。