札幌市北区　老人ホーム一覧

老人ホームはさまざまな施設があり、公的か、民間か、対象者の介護度などによって入れる条件が決まっているので、希望すればどこでも入れるわけではありません。また人気のあるところは予約が埋まっており何年も待たなければいけない場合もあります。今回は札幌市北区の情報についてまとめました。

老人ホームについての基礎知識

利用したいと思ったらある程度老人ホームについて知っておきましょう。基本的なことを知っておけばどんなところを利用するべきかしぼりやすくなります。

公的な施設

公的なところは要介護度の高い方、費用の捻出ができず民間の利用が難しい方などの支援がメインとなっています。そのため要介護や認知症の方などの症状が重い方が優先です。初期費用が0円や安いところが多いので需要が高く、なかなか空きが出にくいでしょう。自治体や社会福祉法人が運営を行っているため、入るところによってサービス内容が大きく変わるということはありません。

民間の施設

民間の場合は、施設によって初期費用や月額費用、入れる条件、特徴などが違うので資料を請求したり見学したりして様子をチェックしましょう。民間の老人ホームを探す場合は、優先する条件を決めておいて施設を探すと探しやすくなるでしょう。

札幌市北区の老人ホームの特徴と動向

札幌市北区には、どのような老人ホームがあるのでしょうか。探す参考にしてみてください。

最も多いのはグループホーム

グループホームは、認知症の方達がいっしょに生活を送るための場所になっています。近年、高齢化が進むととも認知症の方も増加傾向にありグループホームの数も増加してきました。需要が高いためグループホームは要介護度2以上の方、また原則は、施設と同じ市町村に住民票がある方という入居条件になっています。

また要介護度2以上であればよいというわけでもなく、認知症を発症しているというのも条件になっています。なぜかというと、グループホームは認知症の方が自立した日常生活を送るための支援施設だからです。認知症は、脳への刺激が少ないと進行が早まるとされているため、自宅に近い環境で多人数と生活することである程度刺激のある生活を送ります。

2番目に多いのは住宅型有料老人ホーム

住宅型有料老人ホームは、生活支援や介護サービスなどが利用できます。自立できている方から、要介護の方まで幅広い利用者がいるのが特徴です。

施設ごとに特徴が異なるので、入居者希望者の条件と施設の条件が合っているのか、確認しておきましょう。住人が楽しく生活できるよう、レクリエーションや行事が充実しているところが多くなっています。自宅にいると引きこもってしまう、配偶者が亡くなってしまいふさぎ込んでしまっているといった方には、行事に参加することで、心身の機能やコミュニケーション能力の維持や向上が期待できるでしょう。

住宅型有料老人ホームは、看護職員の配置が義務になっていないため、施設によって医療体制の充実度には差があります。看護職員が配置されているところ、訪問介護を利用できるところ、医療機関と連携しているところなど施設ごとに異なるため、入居希望者がどれくらい医療体制を必要としているかによって、施設を選ぶ必要があるでしょう。また、在宅介護のときに利用していたサービスを継続利用できるというメリットもあります。

3番目に多いのはサービス付き高齢者向け住宅

サービス付き高齢者向け住宅は、バリアフリー環境が整った賃貸住宅のことです。安否の確認、生活相談といったサポートがあるため、家族や親戚が近くにいない場合も利用しやすいでしょう。自立している方から要介護の方まで利用できるので、まだ介護が必要ではないけど、今後のためを考えて入居したいという方にもおすすめです。

介護が必要ではない方、介護度が低い方向けの一般型、要介護度が高くても入れる介護型の2種類あるため違いに注意しましょう。またサービス付き高齢者向け住宅は、厳密には有料老人ホームではなく、高齢者向けの賃貸住宅という位置づけです。

札幌市北区の老人ホームの費用相場（施設種別）

札幌市北区の老人ホームの費用相場についてまとめました。どういった施設がどれくらいの費用がかかるのか、知っておくことで今後の参考になるでしょう。

・グループホーム

入居一時金が平均2.8万円、月額利用料が平均10.7万円となっています。

・住宅型有料老人ホーム

入居一時金が平均40.9万円、月額利用料が平均14.2万円となっています。

・サービス付き高齢者向け住宅

入居一時金が平均9.1万円、月額利用料が平均16.7万円となっています。

介護度が高くなった場合、退去する必要がある場合もあるので、入居条件だけでなく退去条件についても確認しておく必要があります。

【その他】札幌市北区　老人ホーム一覧

まとめ

老人ホームはいろいろなタイプがあるので、入居希望者がどういった状態なのか、どういったサービスを必要としているのかを明確にし、その条件に合った施設を探すことが大切です。施設の中には、要介護度がアップすると退去しなければいけなくなるところもあるので、せっかく施設に慣れたのにまた新しいところを探すことにならないよう、入居条件だけでなく、退去条件も確認しておきましょう。民間の施設はそれぞれ特色が異なるの、で行事が豊富なところ、医療体制が整っているところなど希望に合った施設を選びましょう。