札幌市白石区　老人ホーム一覧

この記事では、札幌市白石区にある老人ホームについて解説します。老人ホームと言っても施設には種類があり、それぞれの目的に応じた役割や入居条件があります。その特徴と動向について明らかにし、地域の費用相場についても施設種別に説明します。札幌市白石区内で施設をお探しの方の参考になれば幸いです。

札幌市白石区の老人ホームの特徴と動向

札幌市中心部に通勤する労働者へのベッドタウンとして発展してきた白石区は交通システムも整備され、JRや地下鉄の乗り入れがあり、高速道路へのアクセスも良好な利便性の高い地域です。

白石区の高齢化率は札幌市の平均値と比べて低いといわれており、一時期は20％に達していませんでした。

しかし、2021年の調査では24.9%と増加しています。それに伴い、地域で過ごす高齢者に対して在宅介護事業所や、老人ホームなどの整備が整えられ、区内でもそのような施設を目にする機会も増えました。

特に増えているのは、グループホームとサービス付き高齢者向け住宅です。また、住宅型有料老人ホームも増加しています。施設それぞれに特徴があり、入居金や月額使用料も異なります。

各ご家庭でどのような施設ライフを送ってほしいか家族内で話し合い、見学に行ってみるとよいでしょう。何件か見学に行っているうちに、見極める視点も定まり雰囲気の違いを感じられるようになります。

看護師が24時間常駐しているところや、リハビリに特化しているところ、認知症に特化した施設など特色ある介護が施設ごとになされています。

札幌市白石区の老人ホームの費用相場（施設種別）

ここからは、札幌市白石区における老人ホームの費用相場を、施設種別ごとに紹介します。

グループホーム

グループホームは、軽度から中等症の認知症高齢者の入居を対象としており、共同生活を送りながら介護士による身体介護やレクリエーションを受ける施設です。

利用者がスタッフや他の利用者とコミュニケーションを取りやすくするため、5人から最大9人の少人数グループで生活します。

認知症の特性から、新しい生活や出会いに戸惑い混乱を防ぐため、顔見知り、馴染みの関係を作りやすい環境です。介護スタッフは、認知症研修を受け対応に慣れており、認知症の症状や周辺症状に関しても知識があるので利用者でも、気兼ねなく生活できます。

一般的には有料老人ホームより費用はかかりません。最近では、看取り対応しているグループホームも増えましたので、施設に問い合わせてみるとよいでしょう。

白石区内の平均費用は、入居一時金が平均4万1,000円で月額利用料は平均で11万3,000円が相場です。白石区内には現在23件のグループホームがあります。

有料老人ホーム

有料老人ホームは、自立から要介護までの高齢者全般を対象としており、そのなかでも、介護付き、住宅型、健康型と種類に分かれます。提供されるサービスはそれぞれ異なります。

介護付きは、生活支援、身体介護、リハビリ、レクリエーション、食事サービスです。看護師も配置され医療体制が整っている施設が多いのが特徴です。

施設によっては、24時間看護師が常駐する施設がありますので、夜間の体調急変に対応可能です。

住宅型は、生活支援と食事サービスで介護が必要な場合はサービス事業所と契約します。自宅で過ごしていた際に介入していた訪問看護など継続が可能です。

健康型は、家事サポートや食事サービスで要介護になった場合は退去となります。施設によってはスポーツジムや浴場を設置しているところもあり、自立した高齢者にとっては施設内で充実した生活ができるでしょう。

白石区内の平均費用は、入居一時金が平均46万9,000円、月額利用料は14万2,000円入居費用が相場です。白石区内には現在92件の老人ホームがあります。

サービス付き高齢者向け住宅

サービス付き高齢者向け住宅は、要介護度の低い高齢者を対象とした賃貸住宅で、介護職員は生活相談や安否確認し、生活をサポートしてくれます。

安否確認とは、1日1回以上居室への訪問や食事の際に本人の安否を確認することです。自宅で一人暮らしは不安だけど、介護を受けるほどではないという方が入居対象です。

他の施設と比較すると施設の数が多く、入居待ちするのは少なく、入退去のハードルが低いところが魅力です。入居後は自由度が高く、外出可能な施設も多くあります。

注意点は、体調不良や発病や持病の症状悪化の際には、対応可能な施設なのか、退去を強いられるのか入居前に知っておくとよいでしょう。

白石区内の平均費用は、入居一時金13万円、月額利用料16万7,000円が相場です。白石区内のサービス付き高齢者向け住宅は現在31件あります。

札幌市白石区の老人ホームリスト

まとめ

札幌市白石区内の老人ホームについて解説しました。入居時の身体条件をキープしたまま生活するのは高齢者にとっては困難な場合が多く、体調悪化時や看取りの際はどのように過ごすのか入居前に話し合い、利用者本人・家族の願いに応じた施設を見学し入居検討しましょう。施設の形態により看取りが困難な場合や、体調悪化時は退去となる施設もありますので注意が必要です。